マウスピース型矯正とは

マウスピース型矯正装置はこんな方におすすめ

マウスピース型矯正装置のメリット・デメリット

マウスピース型矯正のメリット

マウスピース型矯正のメリットは以下の通りです。

● ワイヤー矯正に比べて目立ちにくい
● 痛みが少ない
● 必要に応じて取り外しができる
● 日常生活に支障をきたしにくい
● 整った歯並びをイメージしやすい
● 費用を抑えられる
● 治療期間が短い

マウスピース矯正は、透明なものを使用するためワイヤー矯正に比べると、目立ちにくいという特徴があります。また必要に応じて取り外しができるため、結婚式や写真撮影などのイベントがあれば一時的に外すことができるのも魅力です。

マウスピース型矯正のデメリット

マウスピース型矯正のデメリットは以下の通りです。

● 自己管理が苦手な方には不向き
● 紛失のリスクがある

マウスピースの自己管理が大切です。歯磨きするときはマウスピースの手入れも必要になり、つけたり外したりを繰り返さないようになるべくつけたままにする方が効果的です。マウスピースをつけるのをサボってしまうと、思うような効果が得られないため注意しましょう。

また、つけたり外したりしていると紛失のリスクもあります。イベントなどで一時的に取り外すときは一時的な保管場所を決めておきましょう。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

① 矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間～1、2 週間で慣れてきます。
② 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④ 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
⑩ 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
⑫ 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物（補綴物）の一部が破損する可能性があります。
⑭ 動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物（補綴物）やむし歯の治療（修復物）などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
⑮ 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
⑯ あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
⑱ 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

当院のマウスピース型矯正治療の特徴

1.利用者の多いマウスピース型矯正装置を対応

当院ではインビザラインを導入しております。世界的に実績のあるマウスピース型矯正装置になります。

2. 費用面の配慮

無駄な費用を抑えるため、治療期間に応じて4つのコースを選べます。短いコースからスタートして必要に応じて延長する選択もあります。

3. 無料の相談・シミュレーション

当院では初回の相談と治療のシミュレーションが無料です。矯正治療に関する疑問や不安を気軽にご相談ください。

当院のマウスピース型矯正治療の流れ

1.カウンセリング

まず始めにカウンセリングを行い、患者様のお悩みやご希望をしっかりヒアリングいたします。ご希望がある場合はスキャニングの機械で歯型データをとり、治療前と治療後の大まかな予測も一緒に見ることもできます。

カウンセリング時には、担当医師や歯科衛生士が必要な処置、治療内容、おおよその治療期間、費用について説明いたします。ご不明点がありましたら、その都度ご質問ください。

2.精密検査

マウスピースの製作に必要な口腔内の写真やレントゲン撮影、CT撮影などを行います。

またお口の状態を確認して虫歯や歯周病があれば、その治療を優先して行う場合があります。抜歯が必要と判断されたときは、治療前に抜歯をして治癒期間を経てから治療を開始します。

3.歯型取り、シミュレーション

精密検査や虫歯などの治療が終わったら、マウスピースを作るための歯の型取りを行います。

現在の歯型や完成予想の歯型などのイメージ画像を一緒に確認いただき、マウスピースを作っていきます。

4.治療開始

マウスピースが完成しましたら、治療を開始していきます。マウスピースのつけ方や日々のケア方法は歯科衛生士が丁寧にレクチャーさせていただきます。治療や日々の管理方法にご不安な点がありましたら、その都度ご質問ください。

5.定期チェック

治療が終わるまでに1～3か月程度に一度のペースで通院をお願いします。通院の際はマウスピースをお持ちください。定期チェックでは、お口の中の状態を確認したり、マウスピースの微調整を行います。

また不具合があれば定期チェック日以外にも診察いたします。気になる点やお口の中のトラブルがありましたら、いつでもご連絡ください。

6.治療終了・保定

治療開始前に撮影した画像と比較して、歯並びが整ったら治療を終了します。ただし、歯の後戻りを予防するために、一定期間は歯の保定を行います。保定期間が終わるまでは複数回通院をお願いします。